Apple子会社の米FileMakerは8月6日、同社の社名を「Claris International」に変更すると発表した。FileMakerは2019年8月5日〜8日の期間、アメリカのフロリダ州オーランドで年次開発者会議「FileMaker Developer Conference 2019」を開催している。
Clarisは1987年にAppleからスピンオフ。FileMaker以外にもMacWrite、ClarisDraw、ClarisImpact、ClarisWorksなどの製品を開発・販売していたが、1998年にFileMakerと改名し、FileMaker以外の製品ラインは打ち切られた。社名がClarisに戻るのは21年ぶりだ。CEOはブラッド・フライターグ氏が引き続き担当する。日本法人は8月20日からクラリス・ジャパンに変更される。
ビジネス向けのワークフロー自動化プラットフォーム開発を行うRPA企業「Stamplay」を買収したことも発表。
この買収によって新しい製品である「Claris Connect」を発表し、Claris Connectチームは、Stamplayの元CEOであるジュリアーノ・イアコベリ氏が引き続き率いる。
Claris Connectは、2019年秋から招待制で利用可能になり、2020年に一般利用が始まる予定。
Stamplayの技術の買収、Claris Connectへのブランド変更を担当するプロジェクトリーダーとして、元Skyhigh Networksの副社長だったスリーニ・グラップ氏が就任することも発表された。
Stamplayは2019年3月にAppleが買収したと報じられていたが、実際に買収したのはAppleの100%子会社であるClaris Internationalだったことになる。
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