ニュース
ガンホーの上半期、パズドラ堅調で純利益75%増 カプコンと協業で攻勢へ
ガンホーの2019年1〜6月連結業績は、増収増益だった。主力のスマホゲーム「パズドラ」のMAUが堅調に推移。下半期はカプコンと共同開発した「TEPPEN」で、収益基盤を強化する。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)が8月8日に発表した2019年12月期第2四半期累計(19年1〜6月)の連結業績は、売上高が586億円(前年同期比37.4%増)、営業利益が204億円(同67.1%増)、純利益が133億円(同75.5%増)と増収増益だった。
主力のスマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)のユーザー離れを防ぐため、新ダンジョンの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーション、eスポーツイベントの開催など、継続的なアップデートを実施。これらが奏功し、月間アクティブユーザー数(MAU)が堅調に推移した。
「短期的な事業環境の変化が激しいため」として通期業績予想は非開示とするが、下半期はパズドラに続くヒット作の育成に取り組み、収益基盤を強化する。
具体的には7月4日に、カプコンと共同開発したスマホゲーム「TEPPEN」を、北米・欧州でリリースした。「リュウ」「ロックマン」などカプコンの人気キャラが登場するカードゲームで、累計ダウンロード数は100万件を突破している(8月3日時点)。8日にはアジア・日本でも提供を始めた。
関連記事
- 「パズドラ」好調のガンホー、1Qは営業利益2倍に “休眠ユーザー”掘り起こす
ガンホー・オンライン・エンターテイメントの2019年1〜3月期連結業績は、売上高が350億円(前年同期比60.2%増)、営業利益が130億円(同101.3%増)、純利益が84億円(同109.4%増)と増収増益だった。 - 「モンスト」は不調、「パズドラ」は好調 明暗分かれた決算
「モンスト」を運営するミクシィの19年3月期は、大幅な減収減益。一方、「パズドラ」のガンホーは18年12月期は減収減益だが、直近の2四半期では復調傾向。スマホゲームの二大巨頭で明暗が分かれた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.