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クルマと自動運航船を組み合わせた移動サービス、電通と東京海洋大学が実証実験
電通などが、クルマの配車サービスと自動運航する船を組み合わせた移動サービスの実証実験を9月に東京都港区で実施する。
電通は8月15日、東京海洋大学などと共同で、クルマの配車サービスと自動運航する船を組み合わせた移動サービスの実証実験を9月に東京都港区で実施すると発表した。将来活用が見込まれる、複数の交通手段を組み合わせた(マルチモーダル)移動サービスについて社会の関心を呼びたいとしている。
9月に行う実証実験では、出発地から目的地までの移動手段として、MONET Technologiesの配車サービスと東京海洋大学の自動運航船「らいちょうI」を活用する。出発地や目的地と船の発着場の間である「ラストワンマイル」をクルマが担い、中間の水上交通を船が担う。自動運航船の交通管理には、電通が開発した船着場利用管理システムを利用する。
年内には西日本でも実証実験を行う。電通は、日常の移動手段や観光としての水上交通を連携させたマルチモーダル移動サービスの認知を促進し、関連システムの開発を進めていきたいとしている。
電通らの取り組みは、交通手段をアプリなどから包括的なサービスとして提供する「MaaS」(Mobility as a Service)の一種。船やクルマの他、バス、自転車、飛行機などを組み合わせたマルチモーダルMaaSの開発に各企業が取り組んでいる。
自動運航船「らいちょうI」
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