ニュース
「特務機関NERV防災アプリ」、1日で10万ダウンロード突破 開発元は「大きな責任感じる」
iOS版「特務機関NERV防災アプリ」のダウンロード数が、リリースから1日で10万件を突破。Android版も後日公開を予定している。
セキュリティ企業のゲヒルンは9月2日、1日にリリースした無料のiOSアプリ「特務機関NERV防災アプリ」のダウンロード数が10万件を突破したと発表した。地震・津波など特別警報の速報や防災気象情報を、ユーザーの位置情報に基づいて配信するアプリで、Android版も後日公開を予定している。
同社は「10万ダウンロードという数字だけではなく、およそ10万人の一人一人が、このアプリに期待をし、思いを託してダウンロードボタンを押してもらったことに、大きな責任を感じている」とコメント。アプリには不足している機能もあるとし、改善に取り組むとしている。
同社の代表・石森大貴さんは2011年の東日本大震災以降、Twitter上で防災情報をいち早く伝えるアカウント「特務機関NERV」(@UN_NERV)を運用し、約76万人のフォロワーを獲得している(9月3日現在)。
今回リリースしたアプリは、同社が気象庁から、大雨や洪水の危険性が高まっている際にプッシュ通知で危険度を知らせるサービスの協力事業者に選ばれたことを受け、Twitterアカウントの運用経験を生かして開発した。気象庁本庁舎と大阪管区気象台内と接続した専用線から防災情報をダイレクトに受け取り、同社の独自技術を使って「国内最速レベルの情報配信を実現した」という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 気象庁「災害は、使徒と同じように突然やってくる」 「特務機関NERV防災アプリ」ゲヒルンが開発
地震や津波、特別警報などの速報や防災気象情報を、ユーザーの位置情報に基づいて配信するiOSアプリ「特務機関NERV防災アプリ」が登場。「災害をもたらす現象は、使徒と同じように、いつも違った形で突然やってくる」(気象庁)。 - 気象庁、大雨災害の危険度上昇をスマホ通知 ヤフーなど5社のアプリで対応
気象庁は、大雨や洪水の災害危険度が高まっている際、メールやスマートフォンでプッシュ通知するサービスの提供を、ヤフーなど5つの事業者と共同で始める。 - 「特務機関NERV」Twitterアカウント、地震直後に“凍結” 災害情報発信できず 運営者「一番あってはならないタイミング」
Twitterアカウント「特務機関NERV」が6月18日夜、一時的にアカウントロックされた。地震のタイミングと重なったこともあり、ネット上ではTwitterの対応を疑問視する声が出ている。 - 節電徹底へ「ヤシマ作戦」賛同者がTwitterで広がる
東京電力の電気供給能力の不足で停電するおそれがある中、Twitter上では節電を「ヤシマ作戦」と名付けて協力する動きが広がっている。