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民放+NHK「TVer」中途半端? 配信に「温度差」 黒船に対抗できるか (1/2)

在京民放5社が運営する動画配信サイト「TVer」で、NHKの番組の配信が始まった。民放とNHKの番組が1カ所に集まるプラットフォームの誕生だが、人気ドラマを提供する民放と、「朝ドラ」や「大河」などの看板番組を配信しないNHKとの間には「温度差」も垣間見える。海外発の動画配信サービスが存在感を高める中、日本のテレビ界の生き残りをかけた対応が続く。

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産経新聞

 在京民放5社が運営する動画配信サイト「TVer(ティーバー)」で、NHKの番組の配信が始まった。民放とNHKの番組が1カ所に集まるプラットフォームの誕生だが、人気ドラマを提供する民放と、「朝ドラ」や「大河」などの看板番組を配信しないNHKとの間には「温度差」も垣間見える。海外発の動画配信サービスが存在感を高める中、日本のテレビ界の生き残りをかけた対応が続く。

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TVerの画面。ランキング上位には民放の人気ドラマなどが並ぶ

テレビ回帰担う

 TVerは、平成27年10月にスタートした無料動画配信サイトで、在京民放5社などの番組を放送終了後、広告付きで約1週間見ることができる。

 発足当初は、動画配信サイトへのテレビ番組の違法投稿対策や、見逃し番組を配信することで「テレビ離れ」に歯止めを掛けることを主な目的にしていた。

 だが近年、海外の動画配信事業者が急速に存在感を高め、テレビ局の強力なライバルとなりつつあることで、民放各局の連合であるTVerに期待される役割にも変化が訪れている。

 米のネットフリックス(ネトフリ)とアマゾンは27年、日本で定額見放題のサービスを開始。今年の米アカデミー賞で、ネトフリのオリジナル作品「ROMA/ローマ」が監督賞、撮影賞、外国語映画賞の3部門で受賞。配信作品の質の高さを示した。

 ネトフリに加え、アマゾンのサービス「プライム・ビデオ」も日本オリジナルの作品を製作・配信している。日本での知名度が急速に上がっている両サービスに加え、今秋にはアップルのサービス開始も予定されている。

 強力な「黒船」の登場に、民放各局は危機感を募らせる。TVerは当初の目的に加え、本来はライバルである各局が手を組み、視聴者を“テレビ側”に回帰させることが重要な役割となった。

 そのためには、TVerで見られる番組をさらに充実させ、視聴者に魅力と利便性をアピールする必要があった。日本民間放送連盟の大久保好男会長は昨年9月の会見で「TVerが発展・成長していく中で、民放だけでなくNHKのコンテンツも見ることができるようにと期待されてきたと思う。私もそう考えている」と語っていた。

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