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カラオケで次に歌う曲、AIがオススメ ドコモと第一興商が共同開発 「DAM」新機種に搭載
NTTドコモと第一興商が、カラオケの利用者が次に歌いたい楽曲と歌手をAIで予測し、「デンモク」上でレコメンドする機能を共同開発したと発表した。客が楽曲を選ぶ時間を短縮する狙い。10月1日発売予定の「DAM」新機種に搭載する。
NTTドコモと第一興商は9月5日、カラオケの利用者が次に歌いたい楽曲と歌手をAIで予測し、楽曲予約端末「デンモク」上でレコメンドする機能を共同開発したと発表した。客が楽曲を選ぶ時間を短縮し、制限時間内に1曲でも多く歌って楽しんでもらう狙い。
第一興商が10月1日にリリースするデンモクの新機種「SmartDAM Ai(TM30)」に搭載し、全国のカラオケボックスに導入する予定。同日リリースのカラオケ用システム「LIVE DAM Ai(DAM-XG8000)」も追って対応するとしている。
この機能では、客の歌唱履歴などを基に、デンモク上の「オススメ曲」「オススメ歌手」コーナーで次に歌われる確率が高いものを紹介する。歌う順番や周期からグループの特徴を推測できるため、歌い手が1人であっても、複数人であっても適切なレコメンドが可能だとしている。
既存のカラオケ用システム「SmartDAM L」(2015年発売)も楽曲おすすめ機能に対応しているが、新機能ではレコメンドの精度を従来の2.2倍に高めたという。
教師データの量は非公表だが、第一興商が持つ歌唱履歴・楽曲情報・歌詞などのデータを解析した上で、ドコモが映像配信サービスのレコメンドに使用しているAI技術と掛け合わせて開発した。
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