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ソフトバンク、“2年縛り”廃止 新料金プランを発表
ソフトバンクが、契約期間と契約解除料を廃止した新料金プランを発表した。解約金の値下げを求める総務省の要請に応じた形。
ソフトバンクは9月6日、契約期間と契約解除料を廃止した新料金プランを発表した。従来の料金プランは12日に新規申し込みの受付を終了し、13日から新料金プランの申し込みを受け付ける。解約金の値下げを求める総務省の要請に応じた形。
スマートフォンやタブレット、モバイルWi-Fiルーターの基本プランの価格は全て月額980円(税別)に統一。ケータイ、タブレット向けのデータ通信定額サービスも、5種類に簡略化した。動画サービスやSNSが使い放題の「ウルトラギガモンスター」やデータ使用量により使用料が段階的に決まる「ミニモンスター」などのプランも契約期間の制限や契約解除料を設けない。
従来の料金プランに加入しているユーザーは引き続き同じプランを利用できる。新料金プランへ移行する場合は、契約期間にかかわらず解除料なしで変更できるようにした。ただし、「月月割」などの割引サービスは新料金プランへは引き継がれない。
総務省は6月に、2年契約プランの解約金の値下げや、2年契約プランとその他のプランの価格差を170円に抑えるなど、携帯キャリア各社の利用者囲い込みを抑制する規制案を発表した。
これに対し、KDDIは8月に2年定期契約を途中解約した場合の解約金を1000円に抑える「2年契約N」を発表しており、ソフトバンクがこれに続いた形になる。
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