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トップアスリートの動きを解析、個人に合わせたトレーニング法提供 凸版と日体大が共同研究
トップアスリートの動作をモーションキャプチャして解析したデータを基に、個人に合わせた最適な動作トレーニング法を提供するシステムを、凸版印刷と日本体育大学が開発する。
凸版印刷と日本体育大学は、トップアスリートの動作をモーションキャプチャして解析したデータを基に、個人に合わせた最適な動作トレーニング法を提供する「標準動作モデルを用いたループ型動作トレーニングシステム」の共同研究を始める。子供から高齢者まで、さまざまな世代で活用できるシステムとして、2020年中に凸版から発売する計画だ。
日体大は、アスリートをモーションキャプチャし、効率的で身体への負担が少ない標準動作モデルを作成。良い動きを習得するための最適なコーチング手法を結びつけ、データベースに蓄積する。凸版は、標準動作モデルと運動者を比較し、改善点を抽出するための可視化技術を開発する。これにより運動者は、標準動作モデルと自身の動きを比較し、最適なアドバイスを受けられるようになるという。
凸版印刷は、開発したトレーニングシステムを、教育機関やスポーツクラブ、企業・学校のスポーツチーム、スポーツ用品メーカー向けに、2020年度中に発売する計画だ。
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