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ZOZO、最高年収1億円の「天才・逸材」採用していた AI時代に向け「やばい人材を集めている」これからのAIの話をしよう(ファッション編)(3/4 ページ)

2019年に「AI化元年」の宣言をしたZOZO。ZOZOグループがAIに本気で取り組む理由は。今後の戦略を聞いた。

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「能力の違いは誤差」 やる気と情熱を持ってほしい


マスクド・アナライズさん

マスクド:衣食住というように、ファッションは生活に欠かせないものです。まだ人数も知恵も足りない状況だと思いますが、ZOZOがAIに取り組む上で、これから先どのような人材が必要だと思われていますか?

金山: AIという縛りの中で、小さな勝利をたくさん積み上げて、勝ち癖を身につけることが大事だと思っています。われわれは成功体験を積み重ね、それを捨てることを繰り返して前に進んでいく。そのサイクルをいかに早く、同時多発的にやれるかです。それを踏まえると、とにかくやる気のある人でしょうか。

マスクド:先ほど、とりあえずAIをやってしまえばいいというお話がありましたが、まずやってみる勢いを持つ人という意味ですね。

金山:「これをやらされている」じゃダメで、「本当にやりたい!」という熱量が必要です。能力の差は誤差の範囲だと思っています。マインドセットが重要なので、経営陣はメンバーが「やりたい」と思えるようコーチングをしないといけません。運や環境もありますが、心の問題はすごく大事で・・・・・・変ですかね?

マスクド:いや、すごく大切なことだと思います。

金山:燃え上がるような情熱があるか、それをやりたいと思えるかどうかです。われわれはワークスタイルとして「楽しく働く」を掲げています。楽しいことはどんどんやっていく。うまくこなせるようになると顧客にも喜ばれます。すると売上が上がり、コストが下がり、再投資できるお金が生まれていく。でも、世間的には「やる気の無さ」が蔓延していると思いませんか?

マスクド:良くも悪くも、現状に満足している人が多いかもしれません。

金山:仕事や人生そのものに燃えている人がどれだけいるでしょう。「これをやらなきゃ死ねない」という、前のめりな人が。起きている時間の半分以上を使っているのに、命をかけて仕事をしている人が少ないのは悲しいなと。

マスクド:そうした気概がなくても、日本で生きていけますからね。確かに危機感があったほうが良いのかもしれません。

高度AIの実現で、人間はAIの犬になる?

マスクド:金山さんは「AIが人間を超える時代が来る」と考えているんですよね。もう少し詳しく教えてください。

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