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採寸データをPCにそのまま転送、富士通が「IoTメジャー」発売 転記ミスを防止
富士通が、採寸データをPCに直接送れるIoTメジャー「IoTメジャー hakaruno」を発売した。採寸業務の効率化と転記ミスの防止につながるとしている。
富士通は9月19日、服や荷物を採寸したデータをPCに直接転送できるIoTデバイス「IoTメジャー hakaruno」を発売した。メジャーで測った寸法を、Windowsアプリ「hakarunoアプリ」を通じて、PC上のExcelなどに転記。採寸業務の効率化と転記ミスの防止につなげる。デバイスの価格は3万8000円、アプリの利用料は月額500円(いずれも税別)。
服や荷物などのサイズを測り、デバイス本体のボタンを押すと、hakarunoアプリ経由で、PC上のExcelやメモ帳などに計測結果を自動入力できる。1ミリ単位での計測が可能という。アパレル業の他、運輸業や製造業などでの活用も見込む。
富士通によると、アパレル業界では、オーダーメイド衣料品の仕立てや既製の服を直す際、15〜20%の割合で伝票の記入ミスや読み間違いが発生し、トラブルにつながっていたという。転記ミスを減らすため、メジャーで測ったサイズをそのまま伝票に転送できないかという要望があり、クラウドファンディングを活用して製品を試作していた。
今後はPC版だけでなく、スマートフォンアプリ(iOS/Android)も用意する予定で、2020年3月までに3万台を販売する計画だ。
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