ニュース
映像加工のピクチャーエレメントが破産 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」など手掛ける
映画やドラマなどの映像加工を手掛けるピクチャーエレメントが破産。直近では、8月に公開された映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」も手掛けていた。
東京商工リサーチによると、映画やドラマなどの映像加工を手掛けるピクチャーエレメント(東京都世田谷区)が9月18日、東京地裁から破産開始決定を受けた。直近では、8月に公開された映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」も手掛けていた。
VFXやモーションキャプチャー技術などを活用した映像加工を行っていた他、映画のラッシュムービーをiPadチェックできるアプリ「PE RUSH!」なども提供していた。
映画では「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」「キングダム」「氷菓」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「図書館戦争」などを、テレビドラマでは「沈まぬ太陽」や、「逃げるは恥だが役に立つ」の恋ダンスのMVなどを手掛けた。
2018年8月期の売上高は6億1291万円を計上したが、採算性は低く、1億円を超える債務超過に陥っていた上、受注した案件の採算が取れなくなったり、見込んでいた受注を失うなどして資金繰りがひっ迫していたという。
【訂正:2019年9月25日午後3時半 本文中の誤記を修正しました。】
関連記事
- 「小説ドラクエV」作者・久美沙織さん、映画ドラクエ製作委員会を提訴 「主人公の名前『リュカ』を無断で使用された」とクレジット求める
「小説ドラゴンクエストV」作者の久美沙織さんが8月2日、映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の製作委員会を、長野地裁に提訴した。久美さんが創作した小説の主人公の名前が無断で改変されて映画に使われ、名誉が毀損されたとし、映画に久美さんの氏名をクレジットすることや、謝罪などを求めている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.