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分析ツール「nehan」にPythonコード出力機能 受託時のコード納品を効率化

ベンチャー企業のnehanが、自社の分析ツールにPythonコードの出力機能を搭載。分析業務を受託したときのコード納品に役立つとしている。

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 分析ツールを開発するベンチャー企業のnehan(東京都渋谷区)は9月30日、プログラミング不要で機械学習モデルを作成できる同社のツール「nehan」にPythonコードの出力機能を搭載した。ツール上で作成した分析プロセスをそのままコードに変換できるため、分析業務を受託している場合のコード納品に役立つとしている。


Pythonコードを出力

 nehanは、データ分析のプロセスごとにブロックをつなげるだけでAIを開発できるツールで、プログラミングに詳しくない人でも直感的に操作できる点が特徴。データ分析業務を請け負ったユーザー企業が、分析で使用したコードの納品を求められる機会が増えてきたため、新機能を追加したという。


nehan

 例えば、アヤメの花の種類を「ランダムフォレスト」という機械学習の手法で分析する際にnehanを使うと、(1)アヤメの標本データを読み込む、(2)データを2分割する、(3)分割した片方のデータで、アヤメの種類を推定するモデルを作る、(4)作成したモデルにもう片方のデータを適用させる、(5)予測精度を検証する――といったプロセスを、各手順を意味するブロックをつなげるだけで構築できる。従来は裏側で動いているコードの内容を閲覧できなかった。

 同社は今回のアップデートで、コンソール画面上に「Python出力」と書かれたボタンを追加。ユーザーがクリックすると、一連のプロセスをプログラムに変換し、ファイルを出力する仕様にした。同社は「プログラミングするより早くプログラムを作成でき、業務効率化を実現できる」としている。

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