「うらやましい友人の勤務先」ランキング、トップは公務員 上位だったIT企業は……?
リスクモンスターが「うらやましい友人の勤務先」ランキングを発表。安定性が評価され、1位は国家公務員、2位は地方公務員が入った。上位だったIT企業は……?
与信管理を手掛けるリスクモンスターはこのほど、「友人が勤めていると『うらやましい』と感じる勤務先」を20〜69歳の男女1000人に聞いた結果を発表した。1位は国家公務員(19.5%)、2位は地方公務員(18.9%)、3位はトヨタ自動車(6.5%)だった。IT企業では、9位にNECと楽天(ともに1.2%)、16位にソフトバンクとNTTデータ(ともに0.9%)がランクインした。
4位以下は、パナソニックと三菱商事(ともに2.1%)、キーエンスと伊藤忠商事(ともに1.8%)、ソニー(1.5%)と続いた。トップ20に入ったIT企業は4社のみだった。
うらやましく思う理由は?
1位・2位の公務員をうらやましく思う理由について、回答者からは「安定した生活ができる」「将来の心配をしなくて済む」「絶対つぶれない」などの声があった。
3位のトヨタ自動車には「世界のTOYOTAだから」「高給取りで働きやすそう」「日本の技術力の象徴」などと、待遇や知名度、技術力などをうらやむ意見が上がった。
IT企業については、NECには「忙しそうだけれど、その分充実している」、楽天には「将来性が見込める」「給与がいい」、ソフトバンクには「人間関係がよさそう」「福利厚生が充実している」、NTTデータには「体制がしっかりしていて、人柄の良い社員が多い印象」「転勤もなく事業内容が安定している」――といった点がうらやましいとの声が寄せられた。
約半数は「やっぱり現職がいい」
回答者のうち、うらやましいと感じる企業に転職したい人は50.8%で、約半数の49.2%が現職に残りたいと考えていた。その理由は「(現職の方が)残業が少ない」(27.2%)、「(現職は)職場が自宅から近い」(24.8%)などが上位を占めた。
調査結果を年齢別にみると、20〜30代の若手の方が、40〜60代のベテランよりも、友人の勤務先をうらやましいと感じやすいことも分かった。
リスクモンスターは「社会人経験の浅い若手ほど、隣の芝生が青く見えやすく、転職による働き方の変化に抵抗がないのだろう。一方、年齢を重ねると、社会人経験の中で『どんな会社であっても、それぞれ問題や不満がある』ということが理解できるようになるのでは」と結論付けている。
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