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セブンが「レジなし店舗」実験 NTTデータが協力、運営の課題など検証
セブン-イレブン・ジャパンが、レジなし店舗の実証実験を始める。NTTデータが用意する模擬店舗で購買体験や店舗運営の課題を検証する。一般の客は利用できない。
セブン-イレブン・ジャパンは10月16日、レジなし店舗の実証実験を17日に始めると発表した。NTTデータが実験用に用意した模擬店舗で購買体験や店舗運営の課題を検証する。一般の客は利用できない。
来店客はスマートフォンアプリ上に表示したQRコードをゲートにかざして入店し、商品を手に取ってそのまま退店できる。代金は、事前登録したクレジットカードなどで支払う。客が持ち出した商品は、店内のカメラと陳列棚の重量センサーで把握する仕組みだ。
セブン-イレブン・ジャパンは、今回の実験を通じ、省力化・無人化につながる検討の他、新しい出店形式や効率的な店舗オペレーションの立案、より顧客が買い物をしやすくなる環境づくりなどを行うという。
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