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東芝が2022年までにAI人材2000人育成 東大の知見取り入れた教育プログラムで
東芝は東京大学と共同で開発した自社向けのAI技術者教育プログラムで、現在東芝グループのAI技術者を2022年度までに2000人に増やす考え。
東芝は11月7日、東京大学と共同で、自社向けのAI技術者教育プログラムを開発したと発表した。12月から利用を始め、現在東芝グループに750人いるAI技術者を2022年度までに2000人に増やす考え。
教育プログラムは、東京大学大学院情報理工学系研究科が社会人向けに実施している「実データで学ぶ人工知能講座」の知見を取り入れて開発した。機械学習やディープラーニングといったAI手法の学習や、東芝が持つビッグデータを分析する演習などを通して、優秀なAI人材を短期間で育成するという。
同プログラムを通じて、東芝は年間100人規模でAI技術者を育成する。その他の社内教育などと併せて、2022年度までにAI技術者を2000人に増やすという。「CPS(サイバー・フィジカル・システム)テクノロジー」企業を目指す東芝は、今あるビッグデータ(サイバー)に現実社会のモノから集めた膨大なデータ(フィジカル)を加え、新しいビジネス領域の創出を目指す。
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