東京証券取引所は11月7日、クラウド会計ソフトを提供するfreeeのマザーズ上場を承認した。上場予定日は12月17日。証券コードは4478。
freeeは2012年設立。13年3月にリリースしたクラウド会計ソフト「freee」に加え、「会社設立freee」「人事労務freee」など、主にバックオフィス向けSaaSを展開。個人事業主や中小企業をメインターゲットとし、freeeの利用経験がある事業者数は100万件以上という(18年4月時点)。
上場時に調達する資金は、事業拡大に伴う人件費や広告宣伝費などに充てる。
19年6月期(18年7月〜19年6月)業績は、売上高が45億円(前年比89.6%増)、営業損益が28億円の赤字(前年は34億円の赤字)、最終損益が27億円の赤字(前年は34億円の赤字)だった。
クラウド会計の分野では、マネーフォワードが17年9月にマザーズに上場している。
【修正履歴:2019年11月7日午後7時36分 当初、上場予定日を「12月7日」と掲載しておりましたが、正しくは「12月17日」の誤りでした。お詫びして訂正いたします】
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