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ピクシブとPFNが協業 AIによる自動着色技術など共同開発へ
ピクシブとPreferred Networksが、ディープラーニングを活用したイラストの自動着色の分野で協業。詳細は非公開だが、より簡単にイラストを制作できる新機能の開発を進めるという。
ピクシブとAIベンチャーのPreferred Networks(PFN)は11月15日、ディープラーニングを活用したイラストの自動着色の分野で協業すると発表した。詳細は非公開だが、より簡単にイラストを制作できる新機能の開発を進めるという。
今回の協業で、ピクシブはPFNが開発した線画自動着色サービス「PaintsChainer」の運営を引き継ぐ。PFNはピクシブが提供する学習データを活用し、自動着色に対応する新しいAIモデルの開発を進める。
両社は2017年5月から、イラスト作成アプリ「pixiv Sketch」とPaintsChainerを連携させ、pixiv Sketch上でイラストに自動着色する機能を提供してきた。
同サービスの利用者は、約7割が10〜20代で、SNS上で積極的にやりとりをする女性が中心という。協業によって若年層に新機能を提供することで、「新たな創作文化が生まれることを期待している」(両社)という。
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