ニュース
「マジでやばい」「二次絵もいける」──写真から被写体を切り抜く「remove.bg」がネットで話題に
AI技術を活用し、画像をアップロードすると被写体だけを切り出し、背景を削除してくれるWebサービス「remove.bg」がネット上で話題に。動物やアニメキャラクターなども切り出せるようになり、驚きの声が上がっている。
「マジでやばい」「何でも切り抜いてくれる」「二次絵もいける」──AI技術を活用し、画像をアップロードすると被写体だけを切り出し、背景を削除してくれるWebサービス「remove.bg」がネット上で話題を呼んでいる。以前は人間のみに対応していたが、動物やアニメキャラクターなども切り出せるようになり、驚きの声が上がっている。
remove.bgは、Webサイト上に画像をアップロードすると、数秒程度で被写体だけを切り出してくれるサービス。オーストリアのAIベンチャー、KALEIDOが開発し、2018年ごろに公開を始めた。詳しい仕組みは明かしていないが、「AI技術を活用して、前景レイヤーを検出し、背景から分離する」(同社)という。
19年6月ごろに猫など人間以外の被写体にも対応したことを発表していたが、このほど日本のネットユーザーの間で「精度が上がっている」「アニメキャラクターも切り出せる」などと話題に。Twitter上では、アニメキャラの他、クルマや料理など、さまざまな被写体を切り出せた──という報告が相次いでいる。
同サービスはWebサイト上で無料で利用できるが、高解像度(0.25Mピクセル以上)の切り抜いた画像をダウンロードしたい場合などは有料のライセンスを購入する必要がある。
関連記事
- 「自分だけのキャラを作りたい」 AIで美少女を「無限生成」、若きオタクエンジニアの挑戦
女の子の瞳、髪形、表情が変化し、何体ものキャラクターが生まれていく――Preferred Networksが深層学習を活用し、アニメキャラクターを自動生成するサービス「Crypko」(クリプコ)を提供している。開発したのは、中国出身の若きエンジニア。「自分の想像通りのキャラクターを形にできるサービスを作りたい」と意気込む2人に開発の舞台裏を聞いた。 - 「エロい目で見んじゃねえよ、このクズ」 26万人を罵倒したAI「罵倒少女」から考える「飽きない対話AI」の作り方
ユーザーが入力した言葉の意味を推測し、さまざまな罵詈雑言を浴びせるAI「罵倒少女」が2016年に注目を集めた。開発者がキャラクターAIの開発で得た知見、今後の展望を語った。 - 萌えキャラ生成AI、学習データを“ネットの海”からゲッチュするのはアリか?
「萌えキャラを作れるAIがすごい」「学習データは通販サイトから拝借?」「それって大丈夫なの?」──AIと著作権に詳しい弁護士の柿沼太一さんが考えます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.