e☆イヤホンの2019年売上ランキング、完全ワイヤレスが席巻 売上トップはソニー「WH-1000XM3」、販売数トップはTaoTronics「TT-BH026」
e☆イヤホンの2019年売上げランキングでは、上位の半数以上を完全ワイヤレスイヤフォンが占める結果となった。同社は「スマートフォンのイヤフォンジャックがなくなってきたことと、バッテリー駆動時間が伸びてきたことなどが要因に挙げられる」と分析している。
イヤフォン・ヘッドフォン専門店のe☆イヤホンは11月20日、同店の2019年1月〜10月の売上ランキングを発表した。売上金額、販売数のそれぞれのランキングで、上位10位の半数以上を完全ワイヤレスイヤフォンが占める結果となった。
売上金額ではソニーのワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM3」がトップ
売上金額の1位〜20位までのランキングは以下の通り。1位はソニーのワイヤレスヘッドフォン「WH-1000XM3」となったが、2位に同じくソニーの完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM3」が続き、その他Jabraの「Elite Active 65t」、BOSEの「SoundFort Free wireless headphones」など、計8機種の完全ワイヤレスイヤフォンが上位10位までにランクインした。
販売数では廉価なワイヤレスイヤフォンブランド「TaoTronics」が1・2フィニッシュ
販売数の1位〜20位までのランキングは以下の通り。3000円台で買えるワイヤレスイヤフォンのTaoTronics「TT-BH026」と「TT-BH07」が1位と2位を獲得した。販売数のランキングでも、売上金額2位だった「WF-1000XM3」が4位に入るなど、計5機種の完全ワイヤレスイヤフォンが上位10位までにランクインしていることが分かる。
完全ワイヤレスは2倍超の伸び 要因は
ランキングの上位を完全ワイヤレスイヤフォンが占める現状について、e☆イヤホンは「スマートフォンのイヤフォンジャックがなくなってきたことと、バッテリー駆動時間が伸びてきたことなどが要因に挙げられる」と分析している。
「昨年に比べると完全ワイヤレスの売上金額は2倍超。カラーバリエーションを含むが、取り扱いアイテム数でも昨年比2.2倍の約380アイテムと増えている。昨年時点の完全ワイヤレスイヤフォンはバッテリー駆動時間が4〜5時間と決して長くはなかったが、今年になって9時間駆動など長時間利用できるモデルや、より小型化したモデルなど、製品にバリエーションが出てきた」(同)として、ユーザーニーズに応えられる製品の登場がランキングに反映されたものという見方を示した。
販売データは、2019年1月1日〜10月31日までのe☆イヤホン各店(オンラインストア含む)の売上を基に集計。同社ではApple製品を取り扱っていないため、「AirPods」「AirPods Pro」のデータは含まれていない。
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