ニュース
アニメ聖地にキャラ降臨? 音と映像のARコンテンツをブラウザ上で構築できるプラットフォーム NECが開発
観光地や施設向けのARコンテンツをWebブラウザ上で構築できるプラットフォームをNECが開発した。
NECは11月21日、音と映像を組み合わせたARコンテンツをWebブラウザ上で制作できるプラットフォームを法人向けに提供すると発表した。アニメやドラマの舞台となった“聖地”で、キャラクターがその場にいるように感じられるARコンテンツの提供といった用途を見込む。
専用イヤフォンやスマートフォンを通じ、ユーザーの位置情報や顔の向きに応じて聞こえ方が変わる音響定位技術や、見え方が変わる映像などのAR技術を活用したコンテンツを制作できるプラットフォーム。現実空間に仮想的なエリアの境界を作るジオフェンス設定や音響の空間定位、音声・映像コンテンツとのマッピングなどをWebブラウザに表示したGUI上で直感的に構築できるのが特徴。
制作できるARコンテンツは、位置情報に基づいて音声コンテンツの起動タイミングを制御する仕組み。ユーザーは顔の向きを変えても一定方向から音が聞こえるため、周囲の物やキャラクターから実際に話しかけられているような体験が得られるという。
NECは19年度中に観光地や各種施設・団体などにARコンテンツを提供する事業パートナーに対して同プラットフォームの提供を始める予定。
関連記事
- スマホ片手に体育の授業 ARゲームを教育に取り入れた高校
筑波大学附属高等学校がスマートフォンのARゲームを使った体育の授業を報道陣に公開した。きっかけは生徒が作った企画書。スマートフォンを片手に武道場を走ったり、飛び跳ねたりする。 - AppleのARメガネは2023年投入 2022年にARヘッドセットが先行
Apple、2022年にARヘッドセットを、2023年までに洗練されたARメガネを発売することを目指す。 - SLAM DUNK桜木花道のシュートをどこでもARで
SLAM DUNKの桜木花道がひたすらバスケットのシュート練習をするARアプリ「SLAM DUNK Talkin' to the Rim」。 - NECのドローン、実験中に“失踪” コマンドで制御不能、施設外に飛行 1週間経過も捜索中
NECのドローンが、飛行実験中に制御不能になり、実験場の外に飛行したまま行方不明になっていたことが判明。実験したのは10日で、現在は不時着している可能性が高いが、18日時点でも見つかっていないという。原因は不明という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.