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時差出勤やマイバッグ利用でポイント付与 「東京ユアコイン」、MRIが実験
通勤時間をずらしたり、マイバックを持参したりした人に、独自のポイント「東京ユアコイン」を付与する実証実験が2020年1月に始まる。東京・大手町、丸の内、有楽町地区のオフィスワーカーや来街者が対象。
三菱総合研究所(MRI)は12月6日、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらしたり、レジ袋を使わずマイバックを持参したりした人に、独自のポイント「東京ユアコイン」を付与する実証実験を行うと発表した。東京都の事業を受託する形で実施する。東京・大手町、丸の内、有楽町地区のオフィスワーカーや来街者が対象。期間は2020年1〜2月。
朝早く出社した人やマイバックを持参した人、リユース可能な容器を使った弁当を購入した人などが対象。オフィスや店舗などに設置したQRコードをスマートフォンで読み取ると、ポイントを受け取れる仕組みを想定する。
付与する東京ユアコイン(1ポイント=1円相当)は、同地区の店舗での支払いに使えるようにする他、他社のポイントと交換できる仕組みも設ける。実験の期間内であっても、付与したポイントの総額が2500万に達した時点で終了する予定。対応店舗や交換先のポイントなどはこれから決める。
今回の取り組みは、東京都がキャッシュレスを推進するモデル事業を募集し、三菱総合研究所の案を採択。同社に委託した形だ。同社はキャッシュレス化の推進に加え、通勤ラッシュの緩和やプラスチックごみの削減など、SDGs(持続可能な開発目標)活動を喚起する狙いもあるとしている。
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