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セガゲームス、社名変更で「セガ」復活 アミューズメント機器事業を取り込み研究開発を強化
セガサミーホールディングスは、連結子会社「セガゲームス」が「セガ・インタラクティブ」を吸収合併し、社名を「セガ」に変更すると発表した。
セガサミーホールディングス(HD)は12月24日、連結子会社の「セガゲームス」が「セガ・インタラクティブ」を吸収合併し、社名を「セガ」に変更すると発表した。2015年に当時のセガがセガゲームスになって以来、5年ぶりに社名としてのセガが復活する。
併せて中間持ち株会社の「セガホールディングス(HD)」は「セガグループ」に社名を変更する。セガの代表取締役社長にはセガ・インタラクティブ社長の杉野行雄氏、セガグループの代表取締役社長はセガーホールディングスのCEOを務める里見治紀氏が就任する。
組織再編の背景には日本におけるゲーム分野の不調がある。セガサミーHDは、2017年5月に中期計画「Road to 2020」を定め、事業を展開してきた。海外ではパッケージゲーム分野が好調で安定した収益を出せる体制が整った一方、国内ではモバイルゲームを中心に業績が低迷。目標の達成が難しくなったという。
家庭用ゲームを手掛けるセガゲームスがアミューズメント機器のセガ・インタラクティブを吸収合併することで、国内の研究開発におけるリソースを再配置し、国際的な競争力を強化する。
今後は、海外市場で好調な既存タイトルの販売を拡大するとともに、国内での研究開発に積極的に取り組む。
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