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「校閲・校正ができるAI」、みずほ銀が広告制作などに導入 チェック業務を効率化
凸版印刷が「AI校閲・校正支援システム」をみずほ銀行に提供。みずほ銀は同システムを、パンフレット制作時の専門用語のチェック業務などに活用している。実証実験で有用性を検証したため、導入に踏み切ったとしている。
凸版印刷は1月8日、AI技術を活用して文章の誤りを指摘する「AI校閲・校正支援システム」を、みずほ銀行に提供したと発表した。みずほ銀は1月から同システムを活用し、パンフレット制作時の専門用語のレギュレーションチェックなどを行っている。
同システムは、広告、パンフレット、カタログなどの原稿を読み込ませると、誤変換や誤字脱字を自動で検出する。文脈を分析し、「保証」と「補償」といった熟語の使い分けもできるという。
業界・企業特有の言い回しや専門用語を学習させ、指摘の精度を高められる機能や、言葉遣いのレギュレーションを複数インプットし、著作物に応じて使い分けられる機能も備える。ユーザー企業の担当者は、分析結果を基に原稿を修正し、文章を読みやすく改善できる。
みずほ銀は凸版印刷の実証実験に協力し、2018年12月〜19年3月にかけて同システムを広告制作などで活用していた。実験では、レギュレーションチェックの工数削減や、制作側と確認側のやりとりの削減を実現し、有用性を検証できたため、正式導入に至ったとしている。
凸版印刷は同システムを、特有の専門用語が多い金融業界向けに展開。20年度までに10社に提供し、22年度までに100億円の売り上げを目指している。
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