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新型コロナウイルスの影響、ネットでも 便乗ウイルス出現、感染力増す偽情報:この頃、セキュリティ界隈で(2/2 ページ)
コロナウイルスに便乗したコンピュータウイルスが出現している。
こうした騒ぎも含め、新型ウイルスの影響がいつまで続くのかは分からない。実世界では、中国の店舗や工場、オフィスなどの休業を強いられる企業が相次ぎ、これから強いられる企業も増えるかもしれない。そうした事態に備え、SANSは以下のような対策をアドバイスしている。
- 在宅勤務に備えた安全なリモートアクセスの環境整備。VPNの構築のほか、音声やビデオ会議の手段を確立し、従業員が自宅で安全に作業できるよう、セキュリティ対策を実装したノートPCの支給も検討する。リモートアクセスは、従業員が社内にいて問題に対応できるうちにテストしておく。
- 生体認証対策。手袋をはめた手で指紋認証は利用できず、マスク姿では顔認証が使えない。緊急アクセスのための代替認証手段確立を。
- 事業所を閉鎖する場合に備えた事業継続計画の立案。
- 中国経済への打撃、渡航制限の影響などを考慮したサプライチェーンの継続性に関する検討。
- 緊急時の連絡に関する計画と、連絡態勢の確立、従業員やサプライヤーや顧客に対する計画の周知。
- 他者に対する支援
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