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ロボットで人手不足を解消できる? アシストスーツからバリスタ、原発廃炉のロボまで登場第4回 ロボデックス(2/2 ページ)

少子高齢化、労働人口の減少の問題を解決する方法の1つとして注目されているのがロボット活用。その最前線を展示会で見てきた。

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働き方改革を推進するロボットたち

 自律走行型の案内ロボットや警備ロボット、床清掃ロボットの出展も目立った。完全に人間の代わりになるわけではないが、人手が足りない現場で仕事をアシストしてくれる頼もしい相棒という印象だ。

 NECネッツエスアイの「YUNJI SAIL」(ユンジ セイル)は、32インチの大型ディスプレイを搭載した自律走行型案内ロボット。ユーザーがディスプレイにタッチすると、コンテンツなどを表示。搭載したカメラが空間、障害物を認識し、自律走行して目的地に誘導する。

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NECネッツエスアイの「YUNJI SAIL」。高さが142cmと存在感がある

 くうかんやマクニカは、自動の床清掃ロボットを展示している。ともに大型で、広範囲のフロア清掃が可能だ。自動清掃に必要な設定も容易で、導入側がすぐに利用できるようにサポートするという。

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くうかんが取り扱うドイツ製の「ADLATUS」
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マクニカが取り扱う自動清掃ロボット「Neo」はカナダのAvidbots製。成田空港に導入されているという

 豊田合成は人の代わりにコーヒーをいれる「バリスタロボ」を展示している。モノの形状や硬軟を感知できる「e-Rubber触覚ハンド」により、柔らかく崩れやすいお菓子なども壊さずに扱える。

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豊田合成の「バリスタロボ」
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e-Rubber触覚ハンドは柔らかいお菓子も問題なく扱える

 カットランドジャパンは、原発の廃炉工事で活躍する遠隔操作ロボットを展示している。約200m離れた場所でも同期して動き、作業者はカメラモニターで現場の状況を確認しながら、ロボットアームを安全な場所から操作できる。上下の感覚フィードバックがあり、作業側のロボットに衝撃があった場合は、その感触が作業者に伝わる。

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原発廃炉という特殊な現場ニーズで生まれた遠隔操作ロボット
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