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手のひらサイズのプロジェクタ、リコーが開発中 “リモコン感覚”で投影
リコーが、手のひらサイズのプロジェクタを開発中。テレビのリモコンのように手で握り、先端を壁や床などに映像を投影できる。
リコーが、手のひらサイズのプロジェクタ「RICOH Image Pointer」を開発している。テレビのリモコンのように手で握り、先端を壁や床などに向けてボタンを押すと、映像を投影できる。詳細は明かしていないが、2月末からクラウドファンディングサイト「Kibidango」で支援を募り、商品化を目指す。
Wi-Fiで接続したスマートフォンから写真や動画を受け取り、投影ボタンを押して映し出す。コードレスで持ち運びがしやすいのも特徴だ。詳しいスペックは、クラウドファンディングの開始までに発表するとしている。
社内プレゼンでメインスクリーンとは別に補足資料を映す、会議室を使わないミーティングや雑談中に資料を出す──といった活用を見込む。飲み会で写真を見せ合うときにスマホを回し見するのではなく、壁に投影するという使い方も想定している。
リコーの和田雄二さん(プロジェクトマネジャー)は、クラウドファンディングのサイトで「開発を進めているが、まだまだ改良の余地がある」と説明。「クラウドファンディングを通じ、顧客からのフィードバックを受け、改良していきたい」としている。
同社は2019年4月、紙の上でスライドさせると文字を印刷できる、手のひらサイズのプリンタ「RICOH Handy Printer」を発売。オフィス向けの製品開発で培った技術・ノウハウを生かし、ビジネス用途に限らず、コンシューマー向けにも展開できる商品の開発を進めている。
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