「Galaxy Z Flip」の超薄ガラスディスプレイ、YouTuberがツメで傷つける動画
Samsungが2月14日に米国などで発売した縦折りスマホ「Galaxy Z Flip」。人気YouTuberのザック・ネルソン氏が定番のディスプレイスクラッチテストを行ったところ、ガラス製というディスプレイにツメで傷がついた。Samsungは、ガラスの上に「Galaxy Fold」同様の保護層が載っているとコメントした。
韓国Samsung Electronicsが2月14日(現地時間)に米国で発売した折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip」を、人気YouTuberのザック・ネルソン氏がさっそく購入し、JerryRigEverythingチャンネルで耐久テスト動画を公開した(記事末に転載)。
ネルソン氏は「Galaxy S6」からの歴代Galaxyシリーズを含む多様なスマートフォンのディスプレイを様々な硬度のピック(先端がとがったツール)でひっかいてみたり、ライターで火を付けたりして耐久性を試すテストを動画で公開している。
SamsungはGalaxy Z Flipのディスプレイは「Galaxy Fold」のプラスチックOLEDではなく、超薄型ガラス(UTG)を採用したと説明しているが、ネルソン氏のテストではプラスチック製ピックで傷がつき、ツメでひっかいただけでも傷が残った。
ネルソン氏は、「ツメで傷がつくのではガラスとは呼べない」と語った。この動画についてThe VergeがSamsungにコメントを求めたところ、「Galaxy Z FlipにはGalaxy Foldと同様に、UTGの上に保護層がある」と説明した。つまり、傷はガラスではなく、その上の保護層についたということだ。
Samsungはまた、Z Flipのディスプレイ交換サービスを提供する予定があると語った。少なくとも米国では、Z Flipの購入者に対し、1回だけ119ドルで交換するという。さらに、Z Flip専用のディスプレイプロテクターも提供するプログラムを準備しているという。
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