5Gスマホ「AQUOS R5G」登場 シャープから 8K動画の撮影にも対応
シャープは、携帯キャリア各社が春に始める5G通信サービスに合わせ、対応Androidスマートフォン「AQUOS R5G」を商品化すると発表した。Wi-Fi 6や8K動画の撮影にも対応する。
シャープは2月17日、携帯キャリア各社が春に始める5G通信サービスに合わせ、対応Androidスマートフォン「AQUOS R5G」を商品化すると発表した。Wi-Fi 6に対応する他、スマートフォンAQUOSシリーズで始めて8K動画の撮影に対応した広角レンズなども搭載する。
AQUOS R5Gでは、5Gの高速、大容量通信を生かし、映画などの大容量動画データを数秒でダウンロードできる他、撮影した動画のアップロードも高速という。Wi-Fi 6にも対応し、複数端末の接続時でも高速かつ安定的に通信できるとしている。
背面カメラは有効1220万画素の標準レンズ(F1.7)、光学2倍ズーム対応の望遠レンズ(F2.7)、ぼかしを演出するためのToFカメラ、有効4800万画素の8K広角レンズ(F2.9)の4眼カメラを搭載。焦点距離19ミリ相当の8K動画(7680×4320ピクセル)が撮影できる。カメラを複数駆動させれば、動画撮影中に静止画を同時撮影できる他、背景をぼかしたポートレートの撮影もできる。
動画再生時にはシャープ独自開発のAIが写っている人やペットを認識し、自動でズームして再生する「フォーカス再生機能」も搭載する。例えば走っている子どもを含めて広範囲に撮影しておくと、フレームアウトを防ぎながら再生時にズームで大きく表示できる。
ディスプレイは約6.5インチ(3168×1440ピクセル)の「Pro IGZO」液晶を採用。液晶テレビ「AQUOS」の技術を応用し、10億色を表現できるという。周囲の明るさなどに応じてホワイトバランスを自動調整する「スマートカラーマッチング」機能や、輝度や階調表現を自動調節する「HDRエンハンサー」機能も搭載する。
プロセッサは米Qualcommの「Snapdragon 865 5G mobile platform」を採用。メモリは12GB、ストレージは256GBを搭載する。プロセッサの性能は2019年モデルAQUOS R3に比べ25%向上しているという。OSはAndroid 10。
サイズは約162(高さ)×約75(幅)×約8.9(奥行き)ミリ。重さは189グラム。カラーバリエーションは、アースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイトを用意する。
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