速報
WHOをかたる詐欺メールに注意 新型コロナの感染拡大に便乗
世界保健機関(WHO)をかたる詐欺メールが出回っている。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言に便乗し、メールの受信者に対し、個人情報を提供するよう促すという。
世界保健機関(WHO)が、同機関や所属職員をかたる詐欺メールが出回っていると注意を呼び掛けている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の緊急事態宣言に便乗し、メールの受信者に個人情報の提供を促すという。
詐欺メールのドメインは「@who.com」「@who.org」「@who-safety.org」など(WHOの正しいドメインは「@who.int」)。メール内の誘導リンクも、「https://www.who.int」で始まるもの以外は、WHO公式サイトのURLではないという。
偽サイトへの誘導リンクをクリックしたり、添付ファイルを開封したりすると、マルウェアに感染する恐れや、機密情報が盗まれる可能性があるという。万が一、開いてしまった場合は、各サイトで使用しているログイン名やパスワードなどを直ちに変更する必要があるとしている。
WHOは「(われわれが)ログイン情報を提供するよう促したり、寄付を直接募ったりすることは一切ない」と説明。万が一、WHOからと思われるメールを受け取った場合は、同機関に直接確認もできるとしている。
関連記事
- 新型コロナウイルスの影響、ネットでも 便乗ウイルス出現、感染力増す偽情報
コロナウイルスに便乗したコンピュータウイルスが出現している。 - Facebook、新型コロナウイルスの誤情報やデマを削除 拡散を防ぐ
米Facebookは新型コロナウイルスの流行を受け、誤った情報やデマの拡散を防ぐため不正確なコンテンツを削除すると発表した。 - Twitter、「#コロナウイルス」検索時に“信頼できる情報”を優先表示
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、Twitter Japanが信頼できる情報を優先的に表示する仕組みを導入。ユーザーが「#コロナウイルス」と検索すると、厚生省などのWebサイトへのリンクをトップに表示する。 - 新型コロナウイルスの感染状況を可視化、米大学がマップ公開
米ジョンズ・ホプキンス大学が、新型コロナウイルスの感染状況をまとめたWebサイトを公開。WHOや中国の機関の他、医師のコミュニティーサイトからもデータを収集し、世界各国の症例数、死者数、回復者数を表示している。 - 新型コロナ、イベント中止か開催か 迫られる「苦渋の選択」
日本国内でも新型コロナウイルス感染症の感染者数が増えつつある中、大規模なイベントの開催可否について各主催者が判断を迫られている。中止する企業と開催する企業、それぞれの理由は。【追記あり】
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.