ニュース
鹿島建設、四足歩行ロボ「Spot」を建設現場に導入 自律巡回や遠隔撮影など実験
鹿島建設が、四足歩行ロボ「Spot」を建設現場に導入。トンネル現場で自律巡回や遠隔撮影などの実証実験を行った。
鹿島建設は2月20日、四足歩行ロボット「Spot」を建設現場に導入したと発表した。トンネルの工事現場で実証実験を行った後、悪路を歩けるよう改良したという。巡回業務などを自動化し、建設業界の人手不足を解消する狙い。
Spotは、ソフトバンク傘下の米Boston Dynamicsが開発したロボット。鹿島建設は2018年11月、神奈川県のトンネル工事現場でSpotを使った実証実験を行った。
実験では、360度カメラを搭載したSpotを遠隔操作し、掘削箇所の写真撮影やポンプメーターなどの計器点検を実施。自律歩行による巡回も試した。実験後は、トンネル内の路盤なども歩けるようにSpotを改良したという。
鹿島建設は今後、トンネル工事における測量業務などで実証実験をする予定。傾斜が急な地帯での調査や測量などでSpotが活用できるか検証する。
関連記事
- 四足ロボット「SpotMini」、建設現場を巡回 ソフトバンクが実証実験
ソフトバンクロボティクスが、竹中工務店、大和ハウスグループのフジタとそれぞれ、四足歩行型ロボット「SpotMini」を活用した実証実験を実施。 - 4足歩行ロボット「SpotMini」、工場内を“散歩” 人間の助けは借りず
Boston Dynamicsは、4足歩行ロボット「SpotMini」がオフィスや工場内を自律的に“散歩”する動画を公開した。人間の助けは借りず、障害物を避けながら歩く。 - 2足歩行ロボ「Atlas」、バク宙に成功 動画公開「すごすぎる」
2足歩行ロボット「Atlas」が、バク宙を披露する動画がYouTubeで公開され、「すごすぎる」と話題を呼んでいる。 - Boston Dynamics、四足「SpotMini」を2019年に発売へ
ソフトバンク傘下のBoston Dynamicsが、四足歩行ロボット「SpotMini」を2019年に量産し、販売する計画を明らかにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.