ソフトバンク、大容量プランを刷新 基本は動画・SNS使い放題 通信量が少ない月は1500円引き
ソフトバンクが携帯電話の新料金プラン「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」を発表した。メリハリプランはヘビーユーザー向けで、通信量が少ない月は月額料金を1500円割り引く。ミニフィットプランは、通信量に応じて3段階の料金体系を適用する。
ソフトバンクは2月25日、携帯電話の新料金プラン「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」を3月12日から提供すると発表した。メリハリプランはヘビーユーザー向けで、通信量が少ない月は月額料金を1500円割り引く。ミニフィットプランはライトユーザー向けで、通信量に応じて3段階の料金体系を適用する。
月2GB以下に抑えた場合は1500円引き
メリハリプランは、「基本プラン(音声/データ)」(月額980円、以下税別)と「データプラン メリハリ」(月額6500円)を組み合わせたもの。月間50GBまでデータ容量を使える他、一部の動画配信サービスと主要SNSの通信量をカウントしない。さらに、月々のデータ使用量が2GB以下だった場合は、月額料金を自動的に1500円減額する。ただし、割引の基準となる2GBには、動画配信サービスとSNSの通信量も含む。
各種割引を適用した場合の月額料金は、データ使用量が2GB以下の場合は計1980円〜3980円、2GB以上の場合は計3480円〜5480円となる。
原則使い放題となるサービスは、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTokなど。既存の「ウルトラギガモンスター+」の後継プランに当たる。
ライトユーザー向けプラン、定額通話オプションも刷新
ミニフィットプランは、「基本プラン(音声/データ)」(月額980円)と「データプランミニフィット」(段階定額制)を組み合わせたもの。利用したデータ量に応じて、3段階の料金体系(1GB以下:月額3000円、2GB以下:月額5000円、5GB以下:月額6500円)を自動的に適用する。
各種割引を適用した場合の月額料金は、計1980円(1GB以下)、計3980円(2GB以下)、計5480円(5GB以下)となる。既存の「ミニモンスター」の後継プランに当たる。
両プラン向けの定額通話オプション「定額オプション+」(国内通話が24時間無料/月額1800円)、「準定額オプション+」(1回5分以内の国内通話が無料/月額800円)も3月12日から提供する。
いずれのオプションも、通話サービス「留守番電話プラス」「割込通話」「グループ通話」「一定額ストップサービス」を追加料金なしで利用できる。
旧プランの「データプラン50GB+」「データプランミニ」「定額オプション」「準定額オプション」の申し込み受け付けは3月11日に終了する。
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