KDDI、3月3日からポイントプログラムを4段階のステージ制に サービス利用状況に応じて昇格、上位は特典が豪華に
KDDIが3月3日にプログラムを改定。4段階のステージ制に移行する。auサービスを多く使うとステージが上がり、上位になるとポイントの付与率などが上昇する。
KDDIは2月28日、「au WALLET ポイントプログラム」を3月3日に改定し、4段階のステージ制に移行すると発表した。auスマートフォンの他、「au PAY」「au WALLET クレジットカード」「au PAY マーケット」「auでんき」などのサービスを多く使うとステージが上がり、上位になるとポイントの付与率などが高まる仕組み。
移行後は、過去3カ月間のサービス利用状況に応じてユーザーにスコアを付与し、獲得スコアに応じて毎月3日にステージを判定する。各ステージの名称は、低い順にレギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ。
スコア付与の条件と配分は、auスマホを契約すると10点、au PAYやau WALLET クレジットカードなどで決済すると1回当たり3点/月間の決済額が5000円ごとに10点、auじぶん銀行に10万円以上の残高を預けると10点――といった内容になる予定。
各ステージに必要なスコアは、レギュラーは199点以下、シルバーは200〜499点、ゴールドは500〜799点、プラチナは800点以上。2カ月連続で条件を満たさなかった場合は降格する。
auユーザー以外も利用できるが、auユーザーには3月3日の時点で200ポイントを付与し、シルバー以上でスタートできるよう優遇する。
ステージが上位になるほど、au PAY マーケットで買い物をした際のポイント還元率が高まる(レギュラーは1%、シルバーは2%、ゴールドは3%、プラチナは5%)。auスマホ利用者の誕生月には、ステージ・契約年数・料金プランに応じて300〜6200点の「長期優待ポイント」を付与する。
3月3日〜5月31日には、150以上の国と地域でデータ通信が定額になる「世界データ定額」の利用者に、ステージに応じて一定期間の料金をキャッシュバックするキャンペーンも行う。対象となる期間は、シルバーは1日分、ゴールドは3日分、プラチナは8日分。
従来もスマホの契約年数に応じたポイント付与などを行っていたが、決済・コマース・エネルギーといった通信以外のサービスをプログラムに組み込み、ヘビーユーザーには相応の特典を設けることで、ユーザーとの関係性を強める狙い。
5月以降は「Ponta」付与
KDDIは19年12月に、ローソンと、ポイントサービス「Ponta」運営元のロイヤリティ マーケティングとの資本・業務提携を締結。5月にau WALLETポイントを「Pontaポイント」に統合する予定だ。統合後、プログラムの名称は「auポイントプログラム」に変わり、KDDIがステージに応じて付与するポイントもPontaとなる。
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