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VR空間でeスポーツを観戦、バーチャル施設「V-RAGE」オープン
VR空間でeスポーツを観戦できるバーチャル施設「V-RAGE」のβ版が3月15日にオープンする。観戦者はアバターを使って来場し、他のユーザーとチャットもできる。
eスポーツイベント「RAGE」を運営するCyberZ、エイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日は3月9日、VR空間でeスポーツを観戦できる「V-RAGE」のβ版を15日に始めると発表した。VR空間にイベントスペースを立ち上げられるサービス「cluster」を活用し、実際の会場にいるような臨場感を生み出すという。
観戦者はアバターを使い、VR空間にある仮想のスタジアムに来場する。スマートフォンやPCからでもアクセスできるが、VRを体験するには「Oculus Rift」や「HTC VIVE」などのデバイスが必要になる。
V-RAGEでは、試合の勝敗と連動してスタジアム内の色を変えたり、会場内に花火を打ち上げたりする。観戦場所は自由で、他のユーザーとチャットもできる。
15日に開催するeスポーツ大会「RAGE Shadowverse 2020 Spring GRAND FINALS powered by SHARP」では、V-RAGEを活用したVRイベントを実施。「M-1グランプリ 2019」で優勝した漫才コンビ・ミルクボーイがアバターを使って「VR漫才」を披露する他、ゲーム実況者のもこうさん、つるおか(かものはし)さんもアバターで生実況を行う。
RAGE総合プロデューサーの大友真吾氏は、「VRならではの新たな観戦体験を実現していき、日本のeスポーツの観戦文化を発展させたい」としている。
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