ニュース
JALが「au 5G」導入 航空機の遠隔点検、タッチレス搭乗など実用化へ
JALが「au 5G」を業務に導入すると発表。高画質な映像を使った航空機の遠隔点検や、5Gスマートフォンを活用したタッチレス搭乗サービスなどの実現を目指す。国内の航空会社が5Gを正式導入するのは初。
日本航空(JAL)は3月30日、KDDIの商用5Gサービス「au 5G」を業務に導入すると発表した。用途は未定だが、低遅延かつ大容量の5G通信を活用し、業務効率化やサービスの品質向上に向けて検討を進める。将来は、高画質な映像を使った航空機の遠隔点検や、5Gスマートフォンを活用したタッチレス搭乗サービスなどの実現を目指す。
両社は2018年から5Gを使った実証実験を始め、タッチレス搭乗の他、航空機の整備作業の遠隔支援、乗客の位置情報の把握、ラウンジに滞在する乗客へのVRコンテンツ配信などの実現可能性を検証してきた。今後はこれらに加え、ドローンやアバターロボット、特殊車両の遠隔操作などの実現も検証する。
国内の航空会社が5Gを正式導入するのは初という。
関連記事
- 5Gは今すぐ契約するべきか 出揃った3キャリアのサービスを比較
3月末からサービスが始まる、既存の4G回線に比べて「高速」「低遅延」などが売りといわれる5G。本記事では、各社の発表内容をおさらいしつつ、5Gの現状での魅力を論じてみたい。 - ドローンの遠隔操縦、免許制へ 2022年から 共同通信報道
操縦者がドローンを目視せず市街地の上空を飛ばす場合に免許を必須とする方針。 - “バーチャル高橋社長”がVR空間でプレゼン KDDIの発表会で見えたバーチャルイベントの課題
KDDIは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防止するため、リアルイベントとして開催を予定していた発表会をバーチャルイベントとして開催した。バーチャルイベントにVRで参加した記者は興奮を覚えたが、バーチャルイベントにはまだ課題もあると感じた。 - KDDI、商用5Gサービスを3月26日開始 「Apple Music」「YouTube Premium」がセットの無制限プランなど提供
KDDIが、5G通信の商用サービス「au 5G」を3月26日に始める。データ通信が使い放題となる「データMAX 5G」などスマートフォン向け料金プラン計4種を同日から提供する。5G対応スマホ7機種も27日以降に順次発売する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.