コナミ、遊戯王カードの「リモートデュエル」を提案 Webカメラを使って遠隔対戦 新型コロナ対策で
コナミが、カードゲーム「遊戯王」の新たな遊び方「リモートデュエル」を提案。PCとWebカメラを使って、離れた場所にいる人同士がデュエル(対戦)する。新型コロナウイルスの感染防止が狙い。
コナミデジタルエンタテインメントはこのほど、新型コロナウイルスの感染防止に向け、カードゲーム「遊戯王 デュエルモンスターズ」の新たな遊び方「リモートデュエル」を公式サイト上で提案した。Web会議システムをインストールしたPC、Webカメラ、カードを配置するプレイマットを用意し、プレイヤーが自身のフィールド(プレイマット上に並べたカード)を対戦相手のPCに映すことで、離れた場所にいる相手とデュエル(対戦)が楽しめる。
リモートデュエルの際は、配置した全てのカードが画面に映るように、三脚やアームを使ってWebカメラをプレイマットの真上に固定するとよいという。また、Webカメラの角度を工夫し、お互いのフィールドを逆向きに映すことで、向かい合ってデュエルしている感覚になれるとしている。
コナミの広報担当者は「多くのデュエリストの皆さまが、これまでのようにはプレイできない状況が続いていると思います。遊び方自体は新しいものではありませんが、このような状況下だからこそ、デュエリスト同士が離れた場所でもつながれる遊び方の提案として『リモートデュエル』を呼びかけました」と経緯を説明する。
お互いの手元が見えないため、理論上は手札をすり替えることもできるが、「デュエリスト同士の間には『ルールを守って楽しくデュエル』という合言葉があります。違反ができるできないに関わらず、どんな環境でもデュエリスト同士がルールを守って、楽しくデュエルをしてもらえればと思います」(広報担当者)としている。
新型コロナの影響で、遊戯王の公式大会は5月6日まで中止になっている。今後リモートデュエルの大会を開くか否かについては「現在お答えできることはございません」(同)という。
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