「在宅勤務楽しい、ずっと家にいたい」 あれだけ出社したがっていた若手社員が手のひらを返した理由：サクッと読める！テレワークしぐさ（2/3 ページ）

在宅勤務が始まって2カ月がたち、最初は「在宅勤務つらい、出社したい」などと言っていた若手記者も、「在宅勤務楽しい、ずっと家にいたい」と手のひらを180度ひっくり返した。そのきっかけは理想のデスク環境を整備したことだった。

[谷井将人，ITmedia]

“俺の城”構築

　買ったのはL字デスクと回転椅子だ。出費は合計で3万円程度。一人で組み立て、もともと段ボールの上に置いていたキーボードや趣味の民族楽器、生放送用の機材などを好きに配置して趣味全開のデスクを作り上げた。

　この空間だけで、簡単なバンド演奏やYouTubeでの生放送、ちょっとした動画撮影まで一歩も動かずできてしまう。机の下にも楽器を忍ばせており、仕事の合間に演奏できるようになっている。もちろん記事執筆をはじめ記者としての仕事もサボらずやっている。

正直に白状すると、片手で演奏しながら仕事をしているときもある

　もしこの状態で原則在宅勤務期間が終わったらどうだろうか。出社してしまえば、起きているほとんどの時間はこれだけ好き勝手に作ったデスクにいられなくなってしまう。あまりのもったいなさで、出社したくなくなってしまった。