AI開発などを自宅で学べる小中学生向けリモート塾が5月に開始 「Scratch」で思考法をマスター
小中学生向けのオンライン授業「TECH PARK ONLINE」が5月に開始。新型コロナウイルスの影響で外出できない生徒がITの勉強を継続できるよう支援する。
AIスタートアップのグルーヴノーツ(福岡市)はこのほど、プログラミング言語「Scratch」を用いたAI開発などを学べる小中学生向けのオンライン塾「TECH PARK ONLINE」を始めると発表した。5月に割引価格でプレサービスを始め、6月に正式スタートする予定。新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続いていることを受け、生徒が自宅でもITの知識を学べるよう支援する。
ビデオ会議形式で、毎週決まった時間に少人数制のオンライン授業を実施する。AIプログラミングの講座で用いるScratchは、ブロック状のオブジェクトを組み合わせてプログラムを作れるビジュアルプログラミング言語。講師はこれを使いながら、画像認識や音声認識の実装方法を教える。
この他、PCの基本操作、CG制作、デザインなどもレクチャーする。小中学校のリモート授業などでも役立つよう、オンラインツールの使い方やマナーなどを丁寧に教えるコンテンツも提供する。
授業は内容・レベル別に、月・火・木の週3回行う。生徒は好きな科目を選び、週1回から通える。受講の際は、インターネット環境、PC、ヘッドセット、Gmailのアドレスが必要。
5月のプレサービス中は、4〜6日の特別クラスを無料とし、11〜28日の授業料を割り引く(計3回で税別6000円から)。6月以降の授業料は、月4回で税別1万2000円から。
グルーヴノーツはこれまで、学童保育事業「TECH PARK」を通じて、対面でのIT教育を行ってきた。同社は「プレサービスで改良を重ねながら授業のオンライン化を進める。まずはオンラインで完結する内容を中心に授業を構成する」としている。
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