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ABEMA、出演者向けに中傷被害の相談窓口 調査、訴訟の体制強化で保護

サイバーエージェントが、番組出演者向けの誹謗中傷相談窓口を開設したと発表した。被害の調査や訴訟手続きなどを行い、出演者が安心して番組に出られるようサポートする。

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 動画配信サービス「ABEMA」(旧AbemaTV)運営のサイバーエージェントは5月27日、番組出演者向けの誹謗(ひぼう)中傷相談窓口を開設したと発表した。被害の調査や訴訟手続きなどを行い、出演者が安心して番組に出られるようサポートする。

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ABEMA

 窓口では、出演者から被害状況を確認。弁護士事務所と連携して、被害の証拠収集やSNSなどで誹謗中傷を行っている発信者を特定するための情報開示請求を行う。必要に応じて警察に被害届を出し、訴訟に向けた手続きなども行う。

 ABEMAは、“恋愛リアリティーショー”と呼ばれる、台本のない恋愛ドキュメンタリー番組を制作してしている。恋愛リアリティーショーの出演者は年齢層が若く、インターネット上での誹謗中傷や嫌がらせの被害への対応を強化する必要があるとして、取り組みを始めた。

 5月23日には、フジテレビ系の恋愛リアリティーショーに出演していたプロレスラーの木村花さんが死去。所属事務所は詳しい死因について公表していないが、誹謗中傷を原因とする自殺だとする報道が相次ぎ、社会問題化している。

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木村さんの死因は公表していない

 総務省の高市早苗大臣は26日の記者会見で、インターネット上での誹謗中傷について、「人として卑怯で、許しがたい」と発言。被害を抑えるため、プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求の手続きを円滑化する方向で検討に入ったと話した。

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