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VR風俗サービス「X-Oasis」、クラウドファンディング開始 運営元「性のイメージを一変できる価値ある」
VR空間で、従業員と利用者がアバターの姿で疑似的な性的行為を行えるサービスのクラウドファンディングがスタートした。
有志エンジニアやバーチャルYouTuber(VTuber)が参加するX-Oasis設立委員会は5月29日、VRを活用したバーチャル風俗店「X-Oasis」の設立に向けたクラウドファンディングを始めたと発表した。BOOTHでの出資額は5500円(税込)から。6月の営業開始を目指すという。
VR空間で従業員と利用者が互いにアバターの姿になり、1対1で疑似的な性的サービスを行う。利用料金は40分7000円(税別)から。
アバターを身にまとったVR空間で疑似的な性的行為が行える独自のシステムを開発。3月にはαテストを終了し、現在はリリースに向けて開発を進めているという。
まずはスマートフォンを使った簡易VRゴーグルに対応。ハイエンドVRヘッドセット「HTC VIVE」「Oculus Rift/Quest」には8月に対応予定で、手足や腰の動きを入力できる「VIVEトラッカー」も使えるという。
“バーチャルAV女優”をうたうVTuberとして活動するKarinさんが代表を務める。同委員会は「バーチャル風俗店がこれまでの性にまつわるイメージを一変できる価値がある」と説明。現実では犯罪になる欲求を解消したり、バーチャルな姿や人格でありながら、VTuberのようなアイドル的な活動を必要とせずに従業員の自己実現やマネタイズを目指したりできるのが特徴という。
将来はX-Oasisをプラットフォーム化して世界展開を目指すとしている。
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