検索
レビュー

オンライン授業で“板書”を再現するスマートペンセット「SMART CLASS KIT」 元講師が試してみた(2/3 ページ)

板書しながら喋る授業動画を作るツールを紹介。オンライン授業の対応に追われている教員の強い味方になるかもしれません。

Share
Tweet
LINE
Hatena

専用ノートを選べば自然な授業動画を作れる

 授業動画の収録前に行う第一段階が、撮影環境を整えることです。撮影用のスマホを設置する場所と自分の座る位置を決めます。というのも、通常なら、腕を精いっぱい伸ばさなくてもスマホのインカメラでバストアップの写真を撮れますが、PaperTubeアプリではクロップされてカメラの表示が自分の顔でいっぱいになってしまうため、離して撮影する必要があります。

 「あまり離れると声が入らないのでは?」と心配になりますが、80cmほど離して撮影しても問題なく音を拾ってくれました。この点はスマートフォンのマイク性能にもよるでしょう。

photo
この距離でも音声を拾う

 でも、ここで別の問題にぶつかりました。スマホの画面が小さすぎて、自分が何を書いているのか見えづらいのです。用意できるなら画面が大きなタブレットを使うべきでしょう。

 カメラ位置の調整が終わったら、ネオスマートペンの電源を入れて、ペーパーコントローラーの録画ボタンをタッチして録画を開始するだけ。もし、自分の顔が大きすぎて気になる、またはいったん画面に顔を近づけたいというのであれば、ペーパーコントローラーの「カメラオフ」ボタンをネオスマートペンでタッチしてカメラを一時的にオフにすれば対応できます。

photo
専用ノートやPlatePaperの上部にも付いているが、カード型のものを手元に置いておくと便利

 それでは、撮って出しの授業動画、「ExcelのIF関数について」をご覧ください。尺は6分14秒です。

 ペーパーコントローラーの各色のボタンをタッチすれば、チョークの色を変えるように筆跡の色を変えられます。ノートに書いたものは黒でも、リアルタイムに表示されているスマホの“板書”で色を確認可能です。黒板に書くよりノートに“板書”できるのは楽でした。

photo
ペーパーコントローラーの疑似的なボタンには極小の独自パターンが印刷されている。これをネオスマートペンのカメラが読み取り、タッチするだけで線の色や太さの変更、また録画開始/停止といった操作ができるようになっている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る