セガは7月7日、写真や動画を撮影するプリクラ機「fiz」(フィズ)をアミューズメント施設向けに発売すると発表した。発売時期は今秋。プリントシール機市場へ約20年ぶりに参入する。
セガグループのアトラスは1995年、プリントシール機の先駆けとなった「プリント倶楽部」を発売。顔や姿の撮影やスタンプ、落書き機能などで女子中高生を中心に人気を集めたが、同社は2009年、アミューズメント業界の低迷を受け業務用ゲーム関連事業から撤退していた。
新機種は通常の撮影と同時に、3秒間の動画を撮影する機能を搭載。撮影ブースには23.8型の画面を2枚、落書きブースには32型の画面を設置し、「より遊びやすく、より盛りやすい環境で撮影できる」(同社)としている。料金は1プレイにつき400円。
発売に先駆け、期間限定の先行リリースを行う。7月10日からはラウンドワン横浜駅西口店、ゲームキングジョイ(愛知県名古屋市)で実施する。
関連記事
- 懐かしの“プリ機”、手のひらサイズの玩具に スマホにつないで撮影 スタンプやフレームも再現
タカラトミーアーツが、「プリントシール機」を再現した手のひらサイズの玩具を発売した。 - 「ぷよぷよ」のプログラミング教材、セガが無料提供 “ぷよ”の移動や色指定でゲーム制作体験
対戦アクションパズルゲーム「ぷよぷよ」を使ったプログラミング学習教材「ぷよぷよプログラミング」を、セガが6月26日から無料で提供する。 - セガ、手のひらに収まる携帯ゲーム機「ゲームギアミクロ」発売決定 「ガセですか?」「セガです」
セガは6月3日、小型携帯ゲーム機「ゲームギアミクロ」を発売すると発表した。セガグループの里見治紀社長兼CEOとPRキャラクター「せが四郎」の対談の中で明らかにした。午後には新情報を公開する見通し。 - コロナ禍で経営危機、ゲームセンターが模索するオンラインでの収益化
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、臨時休業するゲームセンターが増えてきた。中小規模の店舗は経営危機に陥っており、各店舗はクラウドファンディングやネットでのグッズ販売、有料コンテンツの配信など、事業を継続する方法を模索している状況だ。 - セガやSNKなど、ビデオ会議で使えるバーチャル背景を公開 「龍が如く」「餓狼伝説」の画像を無償提供
セガ、SNKなどのゲーム会社が、ビデオ会議などで使える「バーチャル背景画像」をTwitter上で公開している。新型コロナの感染拡大に伴い、在宅ワークをする人が増えたことを受け、さまざまなタイトルの画像をそろえた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.