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みずほ総研、約250万件の顧客情報が入った記録媒体を誤廃棄か 「情報流出の可能性は低い」
みずほ総研が約250万件の顧客情報などを記録した磁気テープ6本を紛失。誤廃棄の可能性が高く、現時点では外部への情報漏えいは確認していないという。
みずほフィナンシャルグループの子会社であるみずほ総合研究所は7月21日、約250万件の顧客情報などを記録した磁気テープ6本を紛失したと発表した。「誤廃棄の可能性が高く、現時点では外部への情報漏えいは確認していない」という。
磁気テープに記録していたのは、2018年12月7日までに取引した顧客の氏名や所属企業名、住所、メールアドレス、口座番号、同社が提供するサービスの利用実績など。内訳は、個人の情報が約240万件、企業など法人の情報が約10万7000件。みずほ銀行との共同事業である「MIZUHO membership」に関する約5万1000件の法人情報も含むという。
磁気テープの情報を読み取るには特殊な仕様のシステムが必要なため、第三者に情報を解読される可能性は低いとしている。磁気テープが不正に持ち出された形跡はなく、22日時点ではまだ見つかっていないという。
同社は「早急に再発防止策を取りまとめ、今後、お客様情報の管理について再徹底してまいります」としている。
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