ニュース
キヤノンの写真クラウド「image.canon」、保存データの一部が消失
キヤノンが運営する写真保存用クラウドサービス「image.canon」で、ユーザーが保存した静止画・動画データの一部が消失。ストレージの障害が原因という。
キヤノンはこのほど、同社が運営する写真保存用クラウドサービス「image.canon」で、ユーザーが保存した静止画・動画データの一部が消失していたと発表した。ストレージの障害が原因という。影響を受けたユーザーにはメールで連絡した。
image.canonは、キヤノンのWi-Fi対応カメラからクラウドに直接データを保存でき、PCや外部サービスなどへの転送もできるサービス。アップロードしてから30日間は容量無制限で保存でき、その後は、10GBまでなら長期保存できる。
7月30日、長期保管用の10GBストレージで障害が見つかり、調査した結果、6月16日以前に10GBストレージに保管したユーザーの静止画・動画データの一部が消失していたことが分かったという。対象の画像は、サムネイル(長辺最大2048ピクセルのリサイズ画像)は残っているが、元データにアクセスできない状態だ。
同社は障害を修正し、8月4日にサービスを再開した。再発防止に努めるとしている。
関連記事
- MySpace、「12年分のユーザ−コンテンツが事故で消失した」と告知
MySpaceが、「サーバ移行の過程で3年以上前にアップロードされたコンテンツができなくなった」とサイト上で告知した。 - 凍結中のMEGAUPLOADの全ユーザーデータが消失
昨年1月に著作権法違反の疑いで閉鎖に追い込まれ、現在係争中のオンラインストレージサービスMEGAUPLOADの凍結中のユーザーデータが削除された。 - ファーストサーバ、データが消えた理由を説明 削除コマンドの停止・範囲記述漏れ
ファーストサーバの大規模障害でなぜデータは消えたのか。更新プログラムの不具合を検証環境で確認できず、本番環境とバックアップデータに同時に適用してしまったためという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.