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真夏の換気、エアコンは“つけっぱなし”が正解 ダイキン調査

ダイキンの調査によると、換気で窓をひんぱんに開ける場合、エアコンはつけっぱなしにした方が電気代が安く、室内温度の上昇も抑えられるという。

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 ダイキン工業は8月24日、感染症対策としての窓開け換気を行いつつ、なるべくエアコンの電気代を抑える運用についての実験結果を発表した。換気のたびにエアコンをオン/オフするより、つけたままのほうが電気代が安く、室温の上昇も抑えられるという。


実験に使用したマンション

 最高気温35度前後の日に鉄筋コンクリート造のマンションにある約20畳のリビングダイニングで実験した。エアコンの設定は冷房26度で換気機能はオフ。窓開け換気をしないで午前7時から午後7時までエアコンを使用した場合、消費電力量は4.02kWh、電気代は108.5円だった。

 次に30分に1回、5分間の窓開け換気を行った。窓を開けると外の温かい空気が室内に流れ込むためエアコンの負荷は増える。エアコンをつけっぱなしにした場合、消費電力量は5.52kWhに上がり、電気代も換気なしに比べると約40.5円高い149円となった。

 また換気のたびにエアコンの電源を切り、換気後にオンにすると1日の消費電力量は7.51kWh、電気代は202.8円まで上がった。さらに室内の温度も午後3時30分まで上がり続け、ピーク時には30度近くに達した。


エアコンの消費電力量と室内温度の推移

 ダイキンは、「エアコンのオン/オフを繰り返すと稼働時間は減るが、エアコンは電源を入れた直後に電力を多く消費するため、電気代は上がる」と説明。つけっぱなしの方が室温の上昇が抑えられることもあわせ、「窓開け換気時はエアコンをつけっぱなしにするのが正解」と結論付けた。

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