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メルカリ、ブランド名を許可なく使う商品説明を禁止に 「鬼滅風」「ディズニー風」など
メルカリが、商品名や商品説明に権利者の許可なくブランド名やキャラクター名を記載することを禁止。ハンドメイド品などの商品説明に漫画のキャラクター名を付けて出品する例が増えており、これらの商品を規制する。
メルカリは8月25日、フリマアプリ「メルカリ」で、商品名や商品説明に権利者の許可なくブランドやキャラクター名を記載した出品を禁止すると発表した。メルカリでは昨今、ハンドメイド品などの商品説明に「鬼滅の刃風」「ディズニー風」などと記載した出品が相次いでおり、それらを規制する。
出品を禁止するのは9月1日から。第三者が権利を有するロゴマークなどに酷似したデザインを使った商品や、特定のブランドを想起させるとメルカリの事務局が判断した商品の出品も新たに禁止する。
これらの商品を確認した場合、出品の削除などの対応を行う。既に該当する商品を出品しているユーザーに対しては、9月1日までに取り下げるよう呼び掛けている。
同人誌の出品はもともと禁止
Twitter上では、この変更について「今後、メルカリで二次創作物(同人誌など)の出品が公式に禁止になる」と誤解する声も出ている。だが、メルカリは今回の発表前から、権利者の許諾なくキャラクターなどを使用した同人誌やハンドメイド品の出品を禁止している。
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