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4Kカメラ100台で3D撮影・リアルタイム編集できるスタジオ キヤノンが川崎にオープン

キヤノンは、自由視点映像、3Dデータコンテンツの撮影から編集まで行える「ボリュメトリックビデオスタジオ‐川崎」をオープンした。100台を超える専用4Kカメラを設置。撮影とほぼ同時に高精細な映像や3Dデータを生成でき、ライブストリーミング配信にも対応する。

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 キヤノンは9月1日、自由視点映像や3Dデータコンテンツの撮影から編集まで行える「ボリュメトリックビデオスタジオ‐川崎」を、川崎事業所(神奈川県川崎市)に開設したと発表した。

 100台を超える専用4Kカメラを設置。独自の画像処理技術により、撮影とほぼ同時に高精細な映像や3Dデータを生成でき、ライブストリーミング配信にも対応する。

 撮影画像から3D空間を再構成する技術「ボリュメトリック」を、スポーツだけでなくエンターテインメントなどの分野に広げる狙い。

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キヤノンの公式サイトより
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 ボリュメトリックは、複数のカメラで撮影された映像をつないで切り替えるのではなく、3D空間全体をデータ化しているため、空間内の自由な位置、角度からの映像を生成できる技術。

 ボリュメトリックに対応した新スタジオでは、広い撮影領域を確保することで、複数人の同時撮影や大きく動く演技にも対応。60fps撮影で撮影するため高速に動く被写体にも対応できるとしている。

 テレビCMやミュージックビデオ、xRコンテンツを活用したイベントなど、さまざまなシーン・用途での活用を見込む。

 スタジオ活用第1弾として8月26日、女性ラップデュオ「chelmico」のライブストリーミング配信に向けた自由視点映像生成を行った。複数の自由視点映像を同時に生成しつつ映像を切り替えることでダイナミックな動きを表現したり、通常カメラの映像と自由視点映像をスムーズに切り替える演出をサポートしたという。

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