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ヤフー、「コンプレックスを露骨に表現した」広告禁止を改めて通知 「差別を助長する」

ヤフーは、Yahoo!JAPAN広告で出稿を禁止している、「コンプレックス部分を露骨に表現した」出稿が最近、複数みられたとして、広告主に対して、そういった広告入稿をやめるよう改めて通知した。「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許さるべきものではない」としている。

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 ヤフーは、Yahoo!JAPAN広告で出稿を禁止している、「コンプレックス部分を露骨に表現した」出稿が最近、複数みられたとして、広告主に対して、そういった広告入稿をやめるよう通知し、9月3日に適用を始めた。「一部の身体的特徴をコンプレックスであるとして表現することは、差別意識を温存、助長するものであり、決して許さるべきものではない」としている。

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 ヤフーは問題の広告の例として、

  • 薄毛であることだけで、他人の目が気になり自信を持てなかったが、育毛製品を利用することによって自信を持てるようになった
  • ふくよかな体型で周囲に避けられたが、ダイエット商品を使ったところ、そのようなことがなくなった
  • 体毛が濃いため異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった

 ――を紹介。「人はそれぞれ多様な特徴を持っており、身体的な特徴もその一つ」とし、こういった広告は差別意識を温存・助長するものとして掲載を断るとしている。

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9月3日現在のYahoo!JAPANアプリには、「デブ」や「ハゲ」など直接的な蔑視表現が使われた広告は見当たらなかったが、このような広告は表示されてる

 “コンプレックス広告”については、NHKが9月2日に問題を指摘する特集記事をWebに掲載して注目を集めた。

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