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読み取り速度1.5倍 QR乗車券対応リーダー開発 改札通過もスムーズに
JR東日本メカトロニクスとデンソーウェーブは、QRコード付き乗車券に対応した自動改札機など向けのQRコードリーダーを開発したと発表した。従来品より読み取り速度を約1.5倍に、読み取り範囲を約2倍にアップさせた。
JR東日本メカトロニクスとデンソーウェーブは9月7日、QRコード付き乗車券に対応した自動改札機など向けQRコードリーダーを開発したと発表した。従来品より読み取り速度を約1.5倍に、読み取り範囲を約2倍にアップさせた。
QRコードを使った交通サービスは、一部の事業者で始まっている。自動改札機でQRコードを使う場合、スムーズな通過が重要になるため、両社はQRコードリーダーの読み取り速度向上と、読み取り範囲の拡大を目指して研究開発してきた。
新しいQRコードリーダーは、読み取り速度・読み取り範囲を向上させた他、スマートフォンのディスプレイに表示させたQRコードも、紙に印刷されたものと同等の速度で処理できるようにしたという。
サイズは80(幅)×120(奥行き)×50(高さ)ミリと、自動改札機に組み込める大きさに抑えた。
拡張機能により、公開・非公開情報を一つのQRコードに格納した「SQRCR」や、複製防止QRコードにも対応する。
製品化に向け両社は、鉄道事業者をはじめとする交通事業者各社に対して、QRコードを使ったサービスを提案し、活用・導入に向けて取り組んでいく。
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