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H3ロケット打ち上げ、来年に延期 エンジンに技術的課題
JAXAは「H3ロケット」について、開発中のエンジンに技術的課題が見つかったため、試験機初号機の打ち上げを、2020年度から21年度に延期すると発表した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのほど、新型基幹ロケット「H3ロケット」について、開発中のエンジンに技術的課題が見つかったため、試験機初号機の打ち上げを、2020年度から21年度に延期すると発表した。21年度を目指していた試験機2号機の打ち上げは、22年度に延期する。
第1段エンジン用に開発中の「LE-9エンジン」に技術的課題を確認したため、「対応を確実に行う」ため延期を決めたという。
L-9エンジンは、これまで日本が開発してきた液体ロケットエンジン推力の大きいエンジンで、高信頼性と低価格を両立させる機構が特徴だ。
H3は、H-2Aの後継として開発しているロケット。柔軟かつ信頼性が高く、低価格、の実現を目指している。
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JAXAの新型機関ロケット「H3」は「常にマーケティングしながら開発している」という。激化する国際競争を勝ち抜くべく、低コスト化や顧客サービス向上に注力する。
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