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ゆうちょ、電子決済「Kyash」と連携停止 ドコモに続き不正引き出し被害【追記あり】
ゆうちょ銀行が決済サービス「Kyash」との口座連携を停止した。Kyashを通じた不正な預金の引き出しを確認したという。
ゆうちょ銀行は9月15日、キャッシュレス決済のスタートアップKyash(東京都港区)が手掛ける決済サービス「Kyash」と同行の口座連携を停止したことを明らかにした。Kyashを通じた不正な預金の引き出しを確認したという。
ゆうちょ銀行の口座のKyashへの新規登録、口座からKyashの残高チャージ機能を停止した。
Kyashによれば、これまでに計3件、総額23万円の被害を確認したという。第三者が不正に入手したゆうちょ銀行の口座情報や個人情報を基に、ユーザーの口座からKyashアカウントへ預金の引き出しを行ったとしている。同社はゆうちょ銀行と協議の上、被害者に対し全額補償する。
ゆうちょ銀行はNTTドコモの「ドコモ口座」と類似の電子決済サービスを提供する12社と、ゆうちょ銀行の「即時振替サービス」を使って提携。そのうちKyashとNTTドコモ以外にも4社で現金の不正引き出し被害を確認したという。3社については現時点では公表していない。被害の発生時期や不正の手口などは「詳細を調査中」(同社)としている。
総務省の高市早苗大臣は15日、ドコモ口座以外の電子決済サービスでも不正引き出し被害が発生していると発表。ドコモ口座の状況に限らず、不審な出金がないか確認するよう事業者と国民に求めた。
【編集履歴:2020年9月15日午後7時55分 Kyashの報道発表を追記しました】
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